子どもが悪いことをしたときに親は注意をします。
注意をするときの表現で「叱る」「怒る」などがよく挙げられます。
似ている表現ですが、「叱る」「怒る」の違いを理解して使っているでしょうか。
この記事では「叱る」「怒る」の違い、なぜ「怒る」はダメで「叱る」べきなのかを説明しますので、理解をして子どもに接してもらいたいです。
叱るとは
ここでいう目下の者は子どもにあたります。
子どもの良くない言動を、親が指摘して言い聞かせることだと僕は考えます。
怒るとは
子どもが行った言動に親が腹を立てて、感情をぶつけることだと僕は考えます。
怒るはダメで叱る理由
子どもに注意をするのは躾です。
小さい子どもは、物事の善し悪しがわからないので、悪いことをしてしまうことがあるでしょう。
そんな時に子どもが理解できる言葉で【なぜダメなのか】を伝えることが大事です。
このなぜダメなのかが重要です。
感情的になって怒ると子供にとっては親といえども、自分より大きな人間が怒りという感情をぶつけてくるのです。これは恐怖でしょう。
たとえダメな理由を説明していたとしても、怒りながらでは理由を理解するより恐怖が勝ってしまいます。
そうすると、ダメな行動がなぜダメだったのかを理解せず、悪い行動を反省して直すのではなく、【怒っているから謝る】【怒っているからしない】と悪い行動自体を考えなくなります。
大事なことは小さい頃から、【なぜ叱られたのか。行動の何が悪かったのか】を理解させることです。理解をすれば自分で考えて行動を改善して成長していきます。
まとめ
今の時代は体罰が厳しくなり減ってきたと思いますが、僕の小さかった昭和の頃は体罰なんて平気でありました。
叩かれたのは覚えているが、なぜ叩かれたかは覚えていません。
結局、なぜダメなのかではなく、叩かれるのが嫌でしない。怒られるからしない。と物事の善し悪しを考えるのではなく「痛いのは嫌」「怒られるのは嫌」とそっちで物事を考えてしまいます。
人間ですから感情的になり、怒って怒鳴ることもあると思います。僕もあります。
でもお子さんの成長のためにも、叱る怒るを理解して接していただけたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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