先日、地元の新聞紙で「県内不登校数が過去最多を記録した」とのことです。
新型コロナウィルスの拡大により一斉休校や分散登校など、変則的な学校生活により不安が大きくなった児童が、小学校や中学校で増えたことが原因と分析した。と書いてある。
また「感染により家庭環境が変化したことも影響した。」とも書いてある。
親が休職になったり、リモートワークなど仕事に変化が起きたことで、親が家で過ごす環境も影響を与えたと思う。
他にも記事には「イジメの認知件数が減った」とも書いてある。
ただ、それは学校に行かない状態になれば、イジメは当然減るわけであり、これからワクチン接種した人が増え、感染が減少傾向になれば、少しずつ前の生活に戻りつつある状況で、またイジメの問題が増えていくのは明らかだと思う。
イジメ減少の部分で理解不能なことが書いてあったのだが、地元の市教育委員会は「各学校にイジメの積極的な認知に努めるよう繰り返し指導した結果、認知意識が学校に浸透してきたことがイジメ認知の増えた要因である。」と回答。
「認知件数が多いのは職員の目が行き届いている証だ。」と説明したと書いてある。
もうこんなのはふざけているとしか言いようがない。
「市の教育委員会が繰り返し指導した結果、先生のイジメの認知件数が増えてきた。」なんて小学校とか中学校でいじめで苦しんでいる子供たちにとっては、ふざけた話で逆に考えれば、これまでは教育委員会から指導されなかったから認知件数が増えませんでした。知ろうとしていませんでした。って言っているようなものですよ。
小学生や中学生のまだ心も身体も成長途中で、本来なら学校生活の中で頼れる大人の担任の先生がイジメを感じ取ってあげられないなんていうのは、もう話にもならないと俺は思う。
やっぱり親と学校の先生が協力して子供を守っていかなければならない。
本当にイジメの件数が減ったって言っても、それは数字だけの話で1件でもあれば、その当事者の子供にとってはそんな件数が増えた減ったなんて関係のない話。
「私は今辛いんだ。他の人なんて関係ない。私を助けてくれ。」と思っているはずだ。
ドヤ顔で「認知件数が増えました。」なんて教育委員会が言っているのは腹が立つが、実際認知件数が増えたことにより、1人でもイジメから救われた子供がいるのは嬉しい限りである。
GIGAスクール構想が少しずつ進みタブレットが1人1台渡され、今後オンライン授業などの環境が進み、不登校の子が勉強の遅れに対する不安が少しでも早く解消されることを願うばかりです。
想像でしかできないが、1クラス約30人っていう子供の変化を平等に気づいてあげるのは、本当に大変なことだと思う。
自分の家は子供が3人いるけど、もし自分の家に子供が30人いると思ったら、全員に対して同じように変化に気づいてあげるのは親でも難しいと思う。
だからこそ親と先生が連携をしてイジメを無くす一歩として、まず親が子供の異変に気づいて学校の先生に話をして連携をし、子供の心が傷ついて「学校に行きたくない」最悪の場合「命を絶ってしまう」なんてことになる前に、早い段階で防がなければいけない。
親にできることは、家でまず子供の様子に目を向けて、話を聞いたり、おかしなことがないかアンテナを張っておくことが大事である。
ワクチン接種が進み、少しずつコロナ前の生活に戻っていったり、新しい生活様式になっているので親も学校でどんな授業スタイルになっているのか、どういう生活スタイルに変化しているのか、参観日や学校行事など親が参加する場面があったら何とか都合つけて、子供の生活スタイルの変化を見て聞いて肌で感じて子供のことを守って欲しいと願います。
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